駐車場の目地のメリット・デメリットと目地を埋める方法を紹介 | 入間市・所沢市・川越市の外構工事・エクステリアは吉川工業

コンクリート駐車場を作る際には、「目地」を入れるか否かが一つのポイントになります。目地は「スリット」ともいい、コンクリートに入っている切れ目のことをいいます。みなさんの中には「新しく作る駐車場に目地を入れるべき？」「目地にどんな役割があるの？」「目地にメリットやデメリットってあるの？」など、駐車場の目地に関するお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、駐車場の目地のメリットとデメリット、目地を埋める方法などについてご紹介します。

駐車場の目地の役割とは？

駐車場の「目地（スリット）」とは、コンクリートに入っている切れ目のようなものです。目地を入れることで、駐車場の見栄えがよくなり、「ひび割れ」などのトラブルを防ぐことができます。コンクリートは一見頑丈そうで壊れにくいイメージがありますが、実はひび割れしやすいという弱点があるのです。コンクリートのひび割れは「ヘアークラック」と呼ばれ、気温の変化による収縮・膨張などによって引き起こされます。コンクリートにあえて切れ目を入れておくことで、こうしたひび割れを防ぐことができます。以上が駐車場の目地の主な役割です。

駐車場の目地のメリット

駐車場に目地を入れておくと、次のようなメリットがあります。

ひび割れの防止

コンクリートは高い強度を持っていますが、面積が大きいと、ひび割れしやすいという欠点があります。硬くて頑丈に見えるコンクリートですが、経年劣化や気温などの要因で伸び縮みするため、亀裂が入るのです。そのため、広いスペースにコンクリートを敷く駐車場に目地を入れることで、亀裂が入るのを防ぐことができます。最低でも、車1台分の駐車スペースに1か所目地を入れるとよいとされています。

見栄えがよくなる

駐車場の目地には、デザイン的にさまざまな種類があります。コンクリートの灰色一色だと無機質な印象を与えてしまいますが、目地の埋め方を工夫することで見栄えがよくなります。例えば、植物や玉砂利などで目地を埋めると、印象がガラッと変わるはずです。

水はけがよくなる

コンクリート駐車場は「雑草抜きの必要がない」という利点がありますが、水分を含みやすいという欠点もあります。雨が降ると、駐車場に水たまりができてしまう場合があります。こうした施工後のトラブルを防ぐには、駐車場に目地を入れておくのがおすすめです。あらかじめコンクリートに切れ目を入れておくことで、排水がしやすくなり、コンクリートにたまる水の量を抑えられます。若干の傾斜をつけておけば、さらに水はけの効果がアップします。

駐車場の目地のデメリット

駐車場の目地にはデメリットも存在します。
次のようなものです。

ゴミがたまりやすい

駐車場の目地にはゴミがたまりやすいです。風に吹かれた落ち葉が飛んできたり、お菓子などのゴミが入り込んできたりします。

砂利が飛び出る

目地に砂利を入れている場合、砂利が目地の外に飛び出ることがあります。砂利で目地を埋める場合は、定期的な清掃が欠かせません。

雑草が生える

暖かい季節は、雑草がよく生えます。特に夏場は放置していると、どんどん雑草が成長します。定期的な雑草抜きが必要です。

駐車場の目地を埋める6つの方法

駐車場がコンクリートの灰色一色だと、どうしても殺風景になってしまうもの。ですが、埋め方の工夫をするだけで、見栄えがアップします。ここでは、駐車場の目地を埋める方法を6つご紹介します。

ピンコロ石で埋める

キューブ上に成型した天然石を「ピンコロ石」といいます。デコボコした質感にはどこか趣があり、色調によって印象が違ってくるのも魅力です。天然石が持つ特有の高級感や重厚感は、駐車場スペースの意匠性を向上させます。

玉砂利で埋める

駐車場の目地を埋める素材として砂利は定番ですが、砂利の形や色によって雰囲気が異なってきます。例えば、丸みのある玉砂利なら、デザインのアクセントとしてぴったりです。また、色彩が豊かな砂利なら、コンクリート駐車場の無機質な印象を和らげ、趣のあるスペースにしてくれるでしょう。

人工芝で埋める

目地を人工芝で埋めるのもおすすめです。人工芝で埋める場合は、DIYでも1日あれば敷設できます。ただ、目地が土の場合は、横から草が生えてくる場合があるため、注意しましょう。

固まる土で埋める

「固まる土」とは、土にセメントなどを混ぜて固めるもので、雑草を生えにくくした土のことです。多くの種類が販売されており、ホームセンターなどで購入できます。広い面積を施工する場合は、業者に依頼するのが得策ですが、目地だけならDIYが十分可能です。固まる土を目地に埋めて水をかけるだけで、土の質感を出しつつ雑草が生えるのを抑えられます。

レンガで埋める

目地にレンガを埋める方法もあります。レンガは、アンティークレンガやオーストラリアレンガなど、多くの種類が販売されており、ホームセンターなどで購入できます。レンガを入手すること自体は比較的簡単ですが、レンガの敷設は通常はコンクリート駐車場の施工時に行われるため、後からレンガ目地をDIYで施工するのは大変です。レンガ目地にする場合は、業者に依頼しましょう。

植物（ダイコンドラなど）で埋める

植物で目地を埋めるのはいかがでしょうか？例えば、「ダイコンドラ」。ダイコンドラは、這うように伸びる長い茎に葉が密についている植物です。ダイコンドラは目地を埋めるのに最適の植物ですが、踏圧には強くありません。踏んで枯れてしまった場合は、造園用の種をまいて補修しましょう。目地を埋めるのに適した植物は、ダイコンドラ以外にもタマリュウやリピアなど豊富にありますので、お好みの植物を探してみてください。それぞれの植物の特性をよく見極めて、適切にメンテナンスすることが大切です。

まとめ

駐車場の目地の役割や目地を埋める方法を解説いたしました。コンクリート駐車場の目地は、あまり目立ちませんが、「ひび割れを防止する」「無機質な印象を和らげる」など大切な役割を持っています。
一方で、「ゴミがたまりやすい」などのデメリットもあるため、目地の施工を検討する際には、メリットとデメリットの双方をよく見極めることが大切です。また、目地はちょっとした工夫でオシャレにできるので、この記事でご紹介した方法を試してみてくださいね。

もし外構工事が必要な方がいらっしゃいましたら、「株式会社吉川工業」にぜひご相談ください。弊社は、入間市・所沢市・川越市で外構工事・エクステリア工事・土木工事を行っております。弊社は下請けを使わず、自社施工体制を取っているため、住宅会社の下請け業者に比べ最大30%割安価格で対応することができます。お見積りは無料なので、お気軽にご相談ください。

→吉川工業の外構工事・エクステリア工事についてはこちら