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フェンス基礎・3選!各基礎の性能・価格・DIY可能かを解説

自宅にフェンスを設置する場合、「基礎」作りが重要なポイントです。ですが、フェンス基礎にはいくつかの種類があるため、どれを選べば良いのか迷う方もいらっしゃると思います。倒れないフェンスを設置するには、土台となるフェンス基礎の種類や性質について知ることが大切です。
この記事では、フェンス基礎の種類や価格などについて、分かりやすく解説します。フェンス基礎の設置を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

フェンス基礎・3選!各基礎の性能・価格・DIY可能かを解説

フェンス基礎とは?

フェンスを設置するには、次の2種類のやり方があります。

  1. 地面に直接ポールを差し込んで、フェンスを固定する。
  2. 地面に穴を掘り、ブロックやモルタルを使用した土台を作って、フェンスを固定する。


2.の工法で使用する土台こそが「フェンス基礎」なのです。

フェンス基礎・3選

フェンス基礎は、主に3種類あります。以下1つずつみていきましょう。

独立基礎ブロック

「独立基礎ブロック」とは、フェンスをポールごとに異なる基礎で固定する工法で使用される土台を指します。
この工法は、次のような場合に選択される傾向があります。

  • フェンスを地面から、すぐ上の位置から設置したいケース
  • 土台用のブロック積みが設置不可能なケース
  • フェンスのポールが太いため、一般的なブロックの穴に差し込めないケース


フェンスを地面から、すぐ上の位置に設置できる他、ポールを高くすることで、通行人の目線の高さにフェンスの位置を調整することも可能です。また、土台にブロック塀がないため、見栄えが良くなるのが特長です。

ブロック基礎

「ブロック基礎」とは、コンクリートブロックを積み上げて作るタイプの土台です。何段かブロックを積み上げて、一番上の段のブロックの穴にポールを差し込み、フェンスを固定します。最も一般的な工法であり、失敗が少ないのが特徴です。実際、多くの住宅では、この工法でフェンスが構築されています。ただし、何段かのブロック塀を作らなければならないケースでは、費用がかさむため割高になります。

モルタルで基礎を作る

モルタルを使用して、フェンス基礎を作る工法もあります。ポールが太くてブロックに差し込めない場合に、地面に直接穴を開けて、モルタルでしっかりとフェンスを固定します。カーポートやテラスのフェンスを設置する際に、よく行われる工法です。独立基礎に比べると作業が容易ですが、ポールの高さを均等に揃えるのが難しいというデメリットもあるため、注意が必要です。

フェンス基礎はDIYできる?

フェンス基礎は、DIYできるのでしょうか?3種類の工法ごとに、みていきましょう。

独立基礎ブロックの場合

DIYは可能ですが、慎重に行う必要があります。ポールの数だけ、地面に50センチメートルほどの穴を掘り、地面から水平かつ同じ高さに調整しなければなりません。このような作業を正確に行うには、水平器や水糸といった道具が必要になります。道具を持っていなかったり、使い方が分からなかったりする場合は、無理にDIYをするより、業者に依頼した方が無難といえます。

ブロック基礎の場合

この工法は手間がかかり、かなり難易度が高いため、DIYは避けた方が無難です。

具体的には、次のような工程になります。

  1. 地面を掘り下げる
  2. 砕石を入れる
  3. セメントを流し込んで土台を作る
  4. ブロックを積み上げる


こうした一連の作業には、大量のモルタル・ブロック積みに使う鉄筋などを必要とするため、土木工事に慣れた方でない限り、DIYはおすすめできません。

モルタルで基礎を作る場合

地面に穴を掘ってポールを差し込んだ上で、モルタルを入れるだけであるため、DIYは可能です。ただし、フェンスの高さと並びを正確に揃えなければならないため、慎重に行う必要があります。

フェンス基礎の価格

最後に、フェンス基礎の価格をご紹介します。独立基礎ブロックは、1個当たり約4千円~6千円ほどです。ただし、フェンスの種類・高さ・立地条件によって価格が変動するため、注意してください。

ブロック基礎の価格は、次のようになります。

コンクリートブロック 約1万円~1万5千円ほど
化粧ブロック 約2万円~3万円ほど

これ以外にも、土台のコンクリート工事などで別途費用が発生します。

まとめ

以上、フェンス基礎について解説しました。基本的には、失敗が少ないブロック基礎を採用するのがおすすめです。もし、それが無理な場合には、他の工法を選択するようにすると良いでしょう。ご自宅の立地条件なども考慮し、最も適した工法を選んでくださいね。

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